次々作。
八月に新刊「熟女の優しい筆おろし」が刊行され、今年中に出るかも知れない次作原稿を送付した。
いまは次々作執筆中。
珍しく(最近は違うが)、プロット一発OK。官能以外はプロットなしなのだが、担当者は本を売ることのプロ。
どんなのが売れるかほぼ把握しているので、プロットを切り、売れるカテゴリーかどうか判断してもらう。
OKということは、そこそこ売れる分野だ、ということだろう。
書き手にはそこのところは皆目見当がつかない。自分でいいと思ったところで、それが売れるわけでもない。
次々作が無事刊行されると、いよいよ著作二十冊が現実味を帯びてくる。八月ので十七作(アンソロ含む)
だから、次作次々作で十九冊。ということは来年もう一冊世に出れば、二十冊。
一冊で約四百七十枚ぐらいだから、合計で9400枚。
まだまだ末席には違いないが、自分ではよく書いてきたと思い、ほんの少しだけれど、満足している。
可能なら、官能だけで30冊までは書き続けたいものだ。
いま一番希むのは、重版だ。いまは一握りの人気作家を除き、官能、一般小説を含めて、重版は難しい。
たとえ1000冊でもいい。一度でいいから重版を体験したいものだ。
だけど、実売はどうなのかは知らないけれど、拙著でも累計すれば、30万部は出ている。ということは、30万人の人が私の書いたのを
読んでいるということだ。ということは、官能小説作家だと自らを卑下する必要もない、ということだろう。
少なくとも、30万人の人に必要とされている。この数は大きい。
もっともっと精進しなければならないね。こんな私にも、毎回レビューを書いてくれるファンもいる。
その内容も概ね好意的なのだ。嬉しいし、いつも感謝している。
小説はどの分野を書いても、書くごとに難しく感じるが、しかし、難しく思えたり、前作に不満を覚えるのは、多少なりとも腕が上がっているからだろう。
けっこう性格はポジティブなので、いつもそう思い、次作に向かう。
書く環境も以前と比較すれば格段に整った。あとはもう、ひたすら書くだけ。そう思い、鉢巻きをねじり直している。
キンドルから、長編ミステリ? を出してみた。我ながら、少しは面白いと思う。www.amazon.co.jp