小鳥遊葵(たかなしあおい)のブログ

雑多なことを、気ままに書き連ねている「場」です。

次作。

 新作が今月23日、発売になった。

予定よりは一日遅れて、今日から次作に取り掛かり始めた。

とはいっても、五枚しか書いていないが。

 相変わらず、プロットなしで書き始めている。殆どの人はプロットは設計図のようなものだから、ちゃんとしたものをつくって取り掛かるのだろうが、私の場合、過去に何度かつくってみたものの、プロット通りに書き終えた例(ためし)がないので、無意味。

 そんなわけで、この数年はプロットはまったくつくらず、いきなり書きはじめる。

だが、大雑把な画は頭の中にある。それだけが頼りだ。

もう一つ、店という仕事があるので、計画通りにはいかないだろうが、それでも今日から五枚ぐらいずつ書けば、時間的にも十分に間に合うはずだ。

 

 だけど、こんなこと言いながら、毎回締め切り間際になって慌てふためく、という体たらく。何とかそれだけは回避したいものだが、さて、今回はどうなるのだろう。

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新刊。

昨日、今月刊の新刊著者用が届いた。

直に見ると、やはり、表紙画の出来栄えがいい。

私の場合、普通、新刊が発売になった時点で次作を書きはじめる。

となると、今月二十三日ごろから書くことになる。

最近(ここ数冊)はプロットなしで書いている。担当とメールで大雑把な約束事を決め、あとはもう、自由に書く。

とはいっても、冊数を重ねるごとに描くことがしんどくなる。書きはじめると早いが、PCに向かうまでが難儀になる。

 けれど、引き受けた以上は期日までには完成させる。料理もそうだが、仕事とはそういうものなのだ、と自分に言い聞かせながら。

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ゲラ校正。

 何度か書いたが、本になる過程に於いて、好きな作業の一つが、このゲラ校正。

いつも思うのは、ひとつも直しがなく担当に送ることだが、これはもう、絶対にそうはいかないようだ。

今回のも、21か所の間違いを見つけた。殆どが誤植。

 まのぁ、何とか終えたので、あとは来週の月曜日に送る。速達なら、指定日である火曜には先方に届くだろう。

 次の締め切り日も決まった。今日は海開きで、店はこれからシーズン真っ只中に突入するが、何とか老体に鞭打ち、頑張るしかない。

 

 それにしても、この最近の空模様はどうしたことか。

今日は凄まじい雨が降り、ランチタイムを終え、帰路につくころが最高潮。雷はなるし、いっとき停電はあるし、叩きつけるような雨で前は見えないし、ほんと、昨今の天気は予測がつかない。困ったものだ。

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この橋、早く開通してほしい。

八月刊。

 今日、たったいま、ゲラが届いた。

25日までに送り返さなければならない。

ちょっと日数的にタイトかな?

 店の仕事を終え、少しでも進めようと赤ペンを持ったものの、

厨房内の凄まじい熱さが祟ってか、ついつい居眠りで、数ページしか進まない。二足の草鞋の弊害だろうね。

ま、五日間もあるから何とかなるだろう。

 

 今日は同級生の造園やに庭の床屋を頼んだ。いま、その作業の真っ最中。

かなり見晴らしがよくなっている。

自然に任せての伸び放題ってのも好きなんだけれど、こざっぱりしてみればこれもまた悪くない。

 それにしても、一日で終わらせると言っていたが、本当に終わるのだろうか。

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気仙沼からの島を眺める。遠いと架かった橋が玩具のようにしか見えないが。

ふぅ、暑い。暑すぎる。

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SI/BunkoSyuppan?sppnscd=00047&taishongpi=201708&listcnt=0

どうやら、八月に新作が出せそうだ。

前作が三月だったから、五か月ぶりとなる。

この時期にきて思うのは、毎回のことではあるが、一冊でも多く売れてほしい、ということだけ。

 そろそろ次作を書きはじめる時期。暑い、などと嘆かずに書きはじめるとしよう。

 

 今月は二日に母が亡くなり、昨日の葬儀終了まではなんやかんやと様々なことに忙殺され、エネルギーを費やした。

 無事恙なく母を送り、これからは自分のことだけを考えることに専念できる。

ともあれ、まったく手がかからず、見事に逝った。九十三歳。大往生だろう。見習いたいものだ。

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家の庭と山の境目に、老いカモシカが来て寛いでいた。

近所の年寄りたちが言うには、亡くなったばかりの婆ちゃんがカモシカとなり、訪れたのだとか。おいおい。

仲間たちーーこの才能が羨ましい。

http://www.shinchosha.co.jp/r18/interview/no16_itou.html

 

少し、才能を分けてほしい。

この子の憎いところは、さりげなく私の名前を宣伝してくれているところだ。

いずれにしろこのうら若き新人作家。

今後も次々にいい作品を書き続けていくことだろう。