新刊。
今日、著者用のが十冊届いた。
今月21日発売。昨年11月に刊行したのは芳しくなかったので、今度こそ、とは思うが、こればかりはジタバタしたところでどうしようもない。
このように、毎回刊行されるごとに腹を括っているが、何とかこれまで続けてこられたことには感謝するしかない。
やっていることは水商売だからね。いいときも悪いときもある。悪いときが重なれば潰れるだけ。そのことは商売をしていただけに骨の髄まで染み付いている。
いよいよ上京する日が迫ってきた。川崎で料理人として20数年過ごしていたのだが、その当時の草野球仲間が十数人集まってくれるそうだ。おそらく、どんちゃん騒ぎになるのだろう。愉しみだ。
愛猫の避妊手術をしてから一週間。獣医から貰った傷口の化膿止めもなくなり、今はまだ、エリザベスカラーを首につけたままでいるが、術痕もきれいになりつつあるので、今日獣医に電話したところ、そろそろ自由にさせていいとのことだ。
うごくに不自由なあんなものを首に巻かれて大変だったろうが、あと数日様子を見て、もとの姿に戻してやろうと思う。
飼い主はいやらしい小説ばかりをせっせと書きながら、ペットには飼い主の都合で女を棄てさせる。そう思うと、申し訳なくて、負い目を感じてしまう。しかし、それもこれもが飼い主である人の身勝手。そう思わずにはいられない。
新年会。
今月二十日過ぎ、「日本文芸家クラブ」の新年会があり、上京することになった。
このクラブは入会したばかりなので、すべてが愉しみ。
会長が志茂田景樹さん。人前に出るのは田舎の同級会でも苦手なのだが、こんなことでもないと上京出来ないので、思い切って出ることにした。
昨年九月にも集まりがあり、十数年ぶりで上京したが、二十年以上も住み馴れたところも、まるで浦島太郎状態で、その激変ぶりに愕然とした。
今回はかつての仲間たちとも久しぶりに会おうと計画している。新年会は都心だが、仲間と会うのは本拠地であった川崎。その川崎もだいぶ変わったようだ。
もう、あの古ぼけて狭い川崎球場はないだろうし、仲見世通りも銀柳街もうんと変わっているんだろう。
以前、料理人としてのスタートは川崎だった。駅前から仲見世通りをくだり、桜新道という路地にあった大店の「磯料理店」だった。もうだいぶ前に亡くなったが、界隈の名物オヤジのもとでの修業。北側は堀之内。南側が南町。かつての赤線と青線に挟まれた、路地とはいえ繁華街だった。
当時は夢中だったが、そのせいか、とても懐かしい。今度はそこいらを歩き、残っているかも知れない「昔」を探してみようと思う。
謹賀新年。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
さて、今年はどうなるのでしょうか。この一月に新刊が出ますが、昨年の十一月刊が思わしくなかったので、何とか少しでも向上出来ればと思っているところです。
老骨に鞭打ち、頑張るしかないですね。
皆様方の幸多くあらんことをお祈りいたします。 小鳥遊葵。
新刊。
11月発売のは散々だったが、幸運?にも、新刊が1月に出るようだ。
何とか少しでも多く売れてほしいが、そう簡単ではないだろうと思う。
ま、それでも11月に出し、1月にも出るんだから、「良し」としなければならないだろう。
新年はどうなのだろう。幸先よく初っ端から新刊が刊行されても、後に続かなければ意味がない。
ともあれ、自分にとっての目標である、30冊までもうすぐなので、そこまでは何とか、とは思うが……。
今月は書かず、読書三昧。そろそろ家の掃除や正月の準備、年賀状も書かなければならないし、のんびりとした田舎とはいえ、やはり、12月ってのはしなければならないことがある。
書くほうは来週のゲラチェックで今年は終了にする。
いやはや。
全国的らしいが、異様に温かい。
桜やツツジが咲いたとの報道があったが、こっちもそう。
今朝、庭に出て見れば、桜は八分咲き。もっともウチのサクラは年に二度咲く種類のものらしいが。
今日も昨日に続き温かいせいか、カモシカも現れ、悠々と時を過ごしていた。
もうすぐ正月で師走だというのに、走る人など一人もいない、実にのんびりとしたものだ。
先月刊行された新刊はやはり、散々だった。それでもありがたいことに、一月に新刊を出せそうだ。
まだ確定かどうかは知らないが、某所に案内が出ているようだから、出してくれるのではないだろうか。となると、もうそろそろゲラが送られてくるはずだが、まだ来ないしメールもない。
今年は何とか三冊。来年はどうか。ま、そんなもの、なるようにしかならん。
新刊。
数日前に発売された新刊の売れ行き。
これまでで最低かな?
とはいっても、売れっ子でもないのでいつもそんなには売れないけれど。
だけど、自分で商売していれば暇な日もあり、そんな日は「ま、水商売だからな。波があって当然」と嘯くことも出来るが、出版業界は著者がいうのもなんだが、売れてくれないとたまったもんじゃないだろうと思う。
こういうと他人事のように聞こえるだろうが、もし幸運にもまた依頼があれば、
何とか今度こそ売れるものを、と思うしかないし、
「あなたは売れなくなったから云々」といわれでもしたなら、「うん、そうだね」と応じるしかない。
どの業界もそうだろうが、売れれば生き残り、売れなければ淘汰される。何でもそうだからね。ラーメン屋だって先月まで忙しくても、もっと美味い店が出来れば客は移る。ずっと商売をしていたからか、そんなことの繰り返しなので、普通に割り切れる。
エロ小説に限ったことではないだろうが、初動が悪いと巻き返すことはまずない。
そう割り切り、次を書くしかないね、無名の書き手としては。
新刊。
今月発売の新刊が十冊、今日、届いた。
すでにアマゾンなどでは紹介されているけれど、この著者用が届けられると、何となく実感が湧く。
ま、そんなには売れないだろうが、これで年三冊なのでまずまずなのだろう。
これで今年は終わり。
どうせなら、1月あたりに次、いきたいねえ。
それとは別に、応募しなくなって久しいが、今月後半あたりから発表になる、「北日本文学賞」が気になる。
知人友人が毎年応募し、いつもいいところまでいっているが、今年も出しているのだろうか。とても気になる。
この賞、二十三回と四十二回に「選奨」だった。
どうしてもてっぺんをとりたくて、二十数年足掻いたが、結局は選奨どまりだった。
以降、あの富山のホテルから見上げる立山をもう一度見たい、と願いながら、チャンスがないままにいる。
どなたか知っている人、受賞しないかなぁ。そうなると、観光がてら、行こうと思っているのだが。