女子サッカー。
昨日の女子サッカー、なでしこと韓国戦。
日本、世代交代しないともう駄目みたいだね。あの宮間でさえ、パスやキックの精度が落ちている。他もへろへろしたパスばかりで相手選手にとられる。
そのたびに「バカヤロー!! もっと速いパスを出せ」なんて叫んでいたけれど、世界一だったころと比較すれば、だいぶ歳をとっている彼女たちの限界を見たような気がする。実績のある選手を使いたいのは理解できるが、これはもう、一年ぐらい犠牲にしてもいいから、世代交代して新たな才能をのばしていったほうが絶対に将来的にはプラス。そんなことを思いながら、昨日はずっと、イライラしっ放しだった。
それに、実況や解説者の「あ、日本、よくなっていますねぇ。期待が持てますねぇ。内容はとてもいいですね」と苦戦しているのに持て囃すのってどうなのだろう。試合後の選手インタビューで,相変わらず、だいぶ改善されていましたが、と言うインタビュアーに、
「いいえ、内容はどうでも、勝たなければ意味がないんです」と言った岩淵の一言だけが印象に残った。
岩淵の言うことは正しいと思う。私にはこの仕合、何が何でも絶対に勝つ!!との覚悟で臨んだ選手はあまりいなかったように感じられた。とくに実績のあるベテランに。
この前の試合のオーストラリア戦。まったくいいところなしで、フィジカルでもテクニックでもしてやられていたけれど、女子ワールドカップでの全盛時のころは、日本がこの前のオーストラリアのようだったんだよね。
サポーターも毎年毎年、期待してはいけないね。一年や二年、世代交代がうまくいく期間を理解しないと、どんなスポーツでも結局は過去の勢力をそのまま使い、じり貧になっていく。
これってスポーツばかりじゃなく。一般社会にも当てはまりそう。
ただ、小説だけは、一般物も官能物も、勢いだけじゃ駄目かな?