嫌いなもの。掃除。
余りにも部屋が雑然とし過ぎていたので、二日がかりで掃除した。
だけど、綺麗になった、という感じがしない。
家そのものが古く、築四十年ぐらい経つので、あちこちが軋み、今度大地震があれば、倒壊しそうなほどなので、
掃除などは無意味なのかも知れない。
それでも広く感じるので、これは一つの掃除効果なのだろう。
多いな、と思うのは、やはり、本だ。以前は島内の公民館にあった小さな図書館に寄贈したこともあるのだが、
その図書館(因みに私のコーナーがあった)もいまはない。
一般小説もけっこうあるが、仕事柄、多いのは官能物。これはもう、寄贈するにも人にあげるのも二の足を踏む。
かといって、棄てられない。困ったものだ。
話は変わるが、いま、外は凄まじい雨だ。轟音をたてて降っている。かと思えば、いきなり止む。その繰り返しで数時間が経つ。
いま午後十時五十分。これから今日のノルマである十五枚を書くつもり。
毎日十五枚ペースで、今月末の締め切りに何とか間に合う、という有様。
時間は充分にあったのに、まだ大丈夫、と日々ぐうたらしていた報いが、切羽詰まった苦しみとなる。
少しはさっぱりとした部屋? で、多少は捗るだろうか。
写真二枚目の書棚。左側にあるのが自著。