書斎。
築40年以上経つ、あばら家の家の二階。
掃除もしないので、自分でも呆れるほどに雑然としているが、しかし、ここに身を置くと、妙にリラックスする。不思議なものだ。
パソコンのある部屋が書斎で、その隣、テレビのある部屋が、応接間兼くつろぎの部屋。
人様に見せられる空間ではないが、私はこのちらかり放題の部屋で、せっせと官能小説や、まだ夢あきらめきれない、一般小説の応募用原稿を日々書いている。
いまはパソコンで書くが、10年ぐらい前までは原稿用紙に万年筆で書いていた。それを推敲しながら、ワープロで清書していた。
パソコンはとても便利だが、機器音痴には悩ましい機材だ。いまだに訳がわからない。その点、ワープロは単純で親しみを感じていたが、しかし、最近はワープロの姿を見かけたことがない。
パソコンは2台あるが、2つとも新しいのに、一方が突然、画面があらわれなくなった。
私としては大枚はたいて買ったのに、何かあるたびに途方にくれるばかりだ。
そんなこんなの日常。また明日からも、昼は店の仕事に没頭し、夜は小説書きに邁進するスタイルは変わらない。
ああ、凄い雨が降ってきた。いまテレビで東北地方も、これまでで最も遅い梅雨入りが発表になったとのこと。短い夏になるのだろうか。
落ち着かない気候に影響されているのか、最近は心身も落ち着かない。
本棚の左側は自著。