遅かった。書き始めたのが40歳。むろん、最初は作家になりたい、などという大それた、というか、無謀な野心はなかった。 40歳のその日まで、私には何もなかった。金もないし、何か特別に技術があるわけでもない。むろん、名誉的なことなど一切なく、このまま…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。