ちょっと、疲れた。
愉しみにしていた東京も、二泊目ともなるといささか疲れる。
帰りの新幹線は当初、午後13時36分発。ホテルをチェックアウトしてから外に出ると雨。いつもなら銀座あたりをぶらついて出発時間までを過ごすのだが、雨ではそんな気にもなれず、早々に東京駅に向かったものの、待ち時間の長さに戦き、しかし、この時期なら新幹線も空いているはず、と思い、窓口に行き問い合わせると、11時36分がとれ、予定より2時間早く都を離れた。
毎度愉しみにしている人がいるので、東京駅で相変わらずの「ウナギ弁当」を六個、お土産として買い、一路、田舎へ。
新幹線で二時間半。アッという間ではあるけれど、一関駅駐車場に置いてあった車に乗り込んだ瞬間はホッとするよね。ぼろ車でも、新幹線よりはずっと楽。
今回の上京は疲れはしたけれど、面白かった。
唯、懇親会ではまず、料理人でもあるだけに、つい、出されてある料理に眼がいく。
さらには悪い癖で、出された食材の原価を計算してしまう。ほぼ間違いはないだろう原価を割り出し、(ほう、これだけ儲けてるのか)などと思い、独りで感心していた。都心だけに料理そのものよりは場所代が高いのだろうね。
二日留守にしていたので、帰ると猫が飛びついてきた。今も書斎の炬燵で、私の足の甲を枕にして安心しきった顔で寝ている。可愛いよね。つい一年半前には手のひらに乗るような大きさだったのに、あと三ヶ月で丸二年。人間だと二十二歳ぐらいになるらしい。体重も六キロ近い。生き物って小さいから可愛いのではないね。大きくなればなったで、より一層可愛くなりますよ。
そんなこんなで、また、いつものぐ~たらない日が始まりました。
次の上京は七月です。