小鳥遊葵(たかなしあおい)のブログ

雑多なことを、気ままに書き連ねている「場」です。

時間。

 一日二十四時間の中で、仕事としている原稿に、一体どれぐらいの時間を費やしているのか。珍しく、殊勝なことを考えるときがある。

 今日もそうだった。まず一日を振り返ってみよう。

 寝るのが大体深夜一時過ぎ。目覚めるのが朝七時。洗顔したのち、三十分ぐらい、テレビを観ながらのコーヒータイム。その間に腹が空いていれば、何かあり合わせのものを口に入れる。

それからが庭への水まき。それでおよそ二十分。その後に猫を抱いて散歩。これも二十分ぐらいだろうか。

 そうこうしているうちに大リーグの実況が始まる。とはいっても、大谷のしか観ないが、最近不調のようで、打てないのは、スタンスが広すぎる。肘が上がり過ぎている、と散々テレビに向かって悪態をつき、三振の異様に多いことに憤慨する。

 あまりにも不甲斐ない内容だと、途中でチャンネルを変え、ワイドショーを啄む。

ここでも昨今の訳の分からない事件に憤慨し、とっととテレビを消して昼ご飯。

 それからは橋を渡る愉しさから、車に乗り込み、町へ行く。本屋やコンビニを覗き、週刊誌などを物色し、帰島。

 そこでもう、四時が過ぎている。買って来た週刊誌などを見ているとすぐに五時。原稿書きをはじめるのはそこからなのだ。七時前には夕飯なので、指折り数えるまでもなく、パソコンに向かっている時間は正味一時間半。

ふぅ、それだけかよ。といつも自身を戒める。

 ま、そんな繰り返しで今日も一日が終わった。

 

 それでも原稿は明日あたりで終わる。締め切りにはまだ一か月ある。明後日ごろから原稿を見直し、今月末あたりには送れるだろう。

 計算してみると、一時間半でおよそ、原稿用紙換算で十五枚、書いていることになる。

今日、今書いているものの前に刊行されるはずのゲラが届き、それと並行しての作業。

成果は変わらず、十五枚と、ゲラチェック八十ページ分。

うんうん、順調といっていいのかも知れないね。

 こうして、また明日も、同じような時間が過ぎ去っていくのである。

何かなぁ……。