小鳥遊葵(たかなしあおい)のブログ

雑多なことを、気ままに書き連ねている「場」です。

さて……。

 今は多少暇なので、官能ではなく、普通の小説を書いている。とはいっても、どこへ出すあてもない習作。
 一応、四百枚に設定し、今日で140枚。ほんの少しずつの進捗状態ではあるが、それでも3月中には仕上がると思っている。
 唯単に書くってのは気が楽だ。けれど、締め切りがあり、しかも印税をもらうとなると、こんな私でも多少は緊張する。出せば出したで、売れ行きが気になる。ま、それは当然ではある。
 本に限らず、飲食業でも何でも、売れ行きが悪ければ客は減る。客が減れば、客商売てある以上、本も店も立ち行かなくなる。そうなると、売れる方法を考える。店は献立や店のつくりなどを見直し、本の関係者は売れる書き手を探す。ようするに、新装開店を模索する。


 この1月に刊行された新作は昨年の11月のよりはいくらか出ているような気がする。だが、それとて版元が満足する数字なのか否かは知るところではない。
 そんなことよりも、今年の㋆か8月からは、やらしい書籍類はコンビニから締め出されるそうだ。オリンピックで外国からの客が多くなり、それらに顰蹙をかわないようにするってのも理由の一つのようだ。
 そんなことなどもあり、益々この業界は苦しくなるんだろうね。
 これまでは自分の書いた文庫本が街道沿いのコンビニに並べられていて、恥ずかしくもあり嬉しくもあったが、もう半年かそこいらでそんなこともなくなると思うと、ゆはり、一抹の寂しさがあるよね。


 一度リタイアしたけれど、再び店でもやろうかな。昨今、そんなことも真剣に考えている。