貰い物。
昨年ほど「ふかひれ」が集まった年はない。集まったとは、貰ったということなのだが、サンツー(崩れ)が半分ぐらいとパイツー(ちゃんとした形の)とで、何十キロ貰ったろう。
これがすべて売れれば万々歳なのだが、島ではふかひれなど売れはしない。
いくら高級食材とはいえ、在庫のまま残っているとスペースはとるし、手に余る。
そこで来店する常連さんにサービスすることにし、気前よく大量に煮て振舞った。
みんな驚きながらも嬉しそうだったね。ふかひれも冷凍庫で眠っているよりはサービスでも喜ばれたほうが幸せに違いない。...
遠くに棲む同級生にも、しっかりとと煮て、姿のいいのを二十枚ぐらい送った。「美味い」それに「びっくりした。はじめて食べた」の電話。
たまにはこういうのもいいね。貰い物だし。大きいのは手のひらを目いっぱい拡げたぐらいあったから値打ちもの。
そんなこんなでもう在庫は〇。
私自身はそんなに喰いたいとは思わないものの、手前みそながら、ふかひれの鍋、は絶品でしたよ。