小鳥遊葵(たかなしあおい)のブログ

主に短中超編の、埃をかぶっている小説を発表しようと思ってのブログです。よろしくお願いします。

権威?

 昨日の大層な記者会見。

専門分野の「権威」のお墨付き、と繰り返していたのを観て、

(うわぁ、この人、こんなにも権威好きだったのか)とかなり驚いた。

自分には無関係なのに、観ていて赤面しそうだった。

 それにしても昨日の会見。お粗末この上ないような内容だった。学生のころに芥川賞をとり、華々しく世に出、ずっとちやほやされてきたのだろうが、この期に及んで、自分の非を認めようとしないあの姿勢は、武士(もののふ)でも侍でもない、単なる虚栄心の塊に過ぎない。

 「逃げる」ってことが最も嫌いな人間なら、都の最高権力者だったことは紛れもなかったのだから、臣下の間違いはすべて自ら泥をかぶる器量こそ、最も必要だったはず。昨日の会見ではそんなものは微塵もなかった。

 先にかつては蛇蝎のごとく嫌っていたような昭和の太閤を褒めちぎる本を書き一儲けしたばかりだが、角さんとの違いはそのあたりだろう。

 

 現都知事に対し、べらぼうなランニングコスト云々をかけていると非難し、世間に現都知事こそ訴えられて然るべき、と息巻き、盛んに訴訟するよう繰り返していたが、それとこれとは別問題。ランニングコスト云々以上に、べらぼうな大金を支払い、とてつもない瑕疵を内蔵した広大な土地を買ったことがいま騒がれていることをまったく理解していないようだ。

 必死にあのように論点を変えようとする涙ぐましい努力。少なくとも作家のすることじゃないだろう。

 作家としてはどうなのか知らないが、政治家としては最悪のケース。元都知事はまるで、現都知事との政治家としての「差」をあからさまにするためにあの記者会見を開いたように思え、他人事ながらとても情けない。

 

 それにしても、あの会見の構成。そして内容。どう考えても大「作家」? のそれではない。

 だが、唯一ではあるが功績もある。

元都知事はこの会見に於いて、「人はこうしてはいけない」という全国民に対する反面教師的役割を、充分すぎるほどに果たした。