残暑。
日中は相変わらずの暑さでも、朝晩はだいぶ涼しくなってきた。
今朝は「秋」だなぁ、と思わせる過ごしやすさのせいか、いつもよりは1時間以上早く目覚めた。
台風一過。そうなのだろうが、岩手の惨状をテレビや新聞で見るにつけ、改めて自然の怖さを実感する。
話は変わるが、三日前に同級生が亡くなった。今年に入り、これまでに四人、同級生が亡くなっている。
同級生の死は、肉親のそれとは異なるものがある。親のそれは悲しみに包まれながらも、年齢的なあきらめもある。
だが、同い年の死は、悲しみ以上に衝撃を感じる。これまで、すでに二十数人が鬼籍に入っている。
今日が通夜。一ヶ月ほど前、珍しく息子と二人で店に食事に訪れた彼は、いつものごとく、飄々としていた。
人の明日はわからない。93歳の婆ちゃんに言われた。
「あんだも気をつけらいんよ。肥満だから」
あいつは肥満ではなかった。そんなことを思いながら、苦笑するしかなかった。
ほんと、年齢など無関係に、人の明日はわからない。