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小鳥遊葵(たかなしあおい)のブログ

主に短中超編の、埃をかぶっている小説を発表しようと思ってのブログです。よろしくお願いします。

毎日暑い。厨房は45度はある。でも、痩せない。

店「漁師のせがれ」は、午前11時開店なので、仕入れやら何やらで、毎日九時には店に入る。営業時間はAM11時~PM14時が昼。PM18時~PM10時までか゜夜の居酒屋としての営業時間なのだが、時間通りにいかないのが水商売のつらいところだ。

 二日前は最後のお客さんが帰ったのが深夜の0時30分。帰宅は丑三つ時だった。こんな日はかなり辛い。自分では本業だと信じている原稿書きがあるからだ。休憩時間に書こうとするのだが、ついつい居眠りしてしまう。それで帰宅がこの時間だと、もうどうしようもない。そんなこんなで、次作の〆切りは半月のばしてもらった。

 けれど、このままでは時間のやりくりがつかない。睡魔との戦い。これほど熾烈なものはない。それで目覚ましを一時間早くして、早起きし、店に出るまでの時間に集中して書くことにした。だから、もう寝なければならない。

 

 店はいくらか観光客の顔も見え始めた。島民は刺身類などはどこからかもらって喰うものだと思っているから、困ったものだ。その点、観光で訪れる人々は海鮮物を注文する。料理人としては菜っ葉だけ切っていたのではつまらない。刺身を切ったり煮物をつくったり焼いたりしてこそ、仕事をしたという実感に浸れる。

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 夜もぼちぼち、というところだろうか。ゆっくり呑み喰いし、数曲カラオケをし、

「あー、美味かった、愉しかった。親方、また来るよ」と元気よく帰ってくれる客を送り出した後には、何となく笑みがこぼれるものだ。

 店も原稿書きも、どっちも肉体労働。とくに原稿を書くってのはかなりの体力を消耗する。一本書くと、大げさではなく、精も根も尽き果てる。数日はぼんやりしている。なのにまた書き始めるのだから、これはもう、「業」なのだろう。

 そんなこんなで、今日はもう、寝る。