小鳥遊葵(たかなしあおい)のブログ

雑多なことを、気ままに書き連ねている「場」です。

 官能次作。

 一月刊行のゲラが昨日届き、すぐにチェックに取りかかり、たったいま終えた。
頁数で324。38字×16行の文庫フォーマットなので、400字詰め原稿用紙換算だと、490枚強の原稿。

 毎回この程度の分量なのだが、今回は時間があったので、2か月を費やした。f:id:kugunarihama:20151126234219j:plain
とはいうものの、官能でもミステリでも何でも、人様に買ってもらい、読んでもらうものを仕上げるには、かなりの労力を必要とする。
書いているときには不安と闘う。仕上がって担当編集者におくり、是非が下されるまては、(ああ、今度こそボツになるのではないか)と怯える。
幸いにして、これまでそんなことはなく、ほぼ一発OKで来ているが、すべてに不安を覚えるのは書き手の宿命なのかも知れない。

 だが、ゲラが届くと、はじめて安堵する。ゲラは刊行が決定されたとの証し。あとはもう、誤植などに朱を入れ、送り返せば、予定日に本は店頭に並ぶ。
だからなのか、このゲラ校正の仕事ほど愉しいものはない。

 この官能本刊行は新年1月25日ぐらいだろうか。それを待ちながら、いまはその次に出す本の原稿に取り組んでいる。
 それもあと100ページぐらいで終わる。枚数にして150枚ぐらいだろうか。締め切りはクリスマスあたり。充分な時間があるのでのんびりと書き進めている。
 この次々作が刊行されれば、官能文庫ではあるが、自著が20冊となる(自費出版は除く)。
 当初は10冊、それを通過すると20冊を目標にしていたが、最近は欲が出て、官能文庫本30冊達成まで書きたいものだと思いはじめている。
 ま、それとて依頼がなければどうしようもないが。


 話は逸れるが、「北日本文学賞」。発表の予想がだいぶ外れそうだ。私の場合、参加しただけではあるが、仲間たちはやきもきしていることだろう。
今週中にはあると思うのだが、12月に入ってからだと間が詰まって応援も忙しなくなる。
 明日あたり、一次通過発表、あるのだろうか。