小鳥遊葵(たかなしあおい)のブログ

雑多なことを、気ままに書き連ねている「場」です。

私の小説。

 すべてが我流。だれに教わったのでもなく、最初から書きたいように書いてきた。

あちこちの場の投稿や感想を見ていると、書き手は単なる物語ではなく、文学という域にまで自作品を高めようとしている気構えが見え、時折、怯む。

 私の思いはそんなに高尚ではない。単に物語を書き連ねているに過ぎない。所謂、通俗小説の類だ。

 正直に物申せば、私は文法だ何だと、文章を書くにあたっての知識など微塵もない。

唯、思いつくままに、頭に浮かんだ映像のままに文章を起こしているだけなのだ。

 小説に於いて一番大事なのは何か?

 人それぞれに違うだろうが、私の場合は「面白さ」に尽きる。面白ければ、多少文章に瑕疵があっても最後まで読む。逆に、素晴らしい文章だな、と思っても、面白くなければその時点で積ん読にしてしまう。

 さて、面白さとは何か? これもまた、人それぞれに受け取り方が違う。

 私の場合、ストーリー展開と、テンポのよさ、だろうか。

 それはエンタメだろうと純文だろうと、私のなかでは変わらない。

 最近、文学界新人賞受賞作を摘まみ読みした。結局は放置した。面白くない。

 

 私がこれまで読んだなかで、面白いなぁ、と舌を巻いた作品をあげてみよう。

むろん、異論もあるだろうが、これはあくまでも、私が面白い、と心底感じたものなので、悪しからず。

「蒼褪めた馬を見よ」五木寛之  「檻」北方謙三  「雨やどり」半村良

「光と影」渡辺淳一 「風の王国五木寛之  「白昼の死角」高木彬光

「点と線」松本清張 「老梅」山口洋子 「恋文」連城三紀彦 

「輝ける闇」開高健  「砂の女」阿部公房 「かわうそ向田邦子

 

 思いつくままに上げてみましたが、みなさんはどう思われるでしょう?