小鳥遊葵(たかなしあおい)のブログ

雑多なことを、気ままに書き連ねている「場」です。

まだ、昨日のことのよう。

 明日であれから九年になるのですね。

 復旧復興も少しずつ進み、風景はだいぶ変わりましたね。

 それでもあの日のことは鮮明に記憶しております。

 九年後の今は、新型コロナで右往左往状態。そのせいでの経済的被害は九年前の数倍にもなるとのことです。

 ウィルスは眼に見えないので不気味ではありますが、しかし、九年前に体験したあの怖さは、眼にあからさまに見えていただけにいつまでも記憶に残りますね。

 あの渦巻いた湾内の光景を、すぐ眼の前で見ていました。

 私は今、当時眼にした個人的体験を、私なりに纏めて遺したいものだと考え、たとえ自費での出版でも、形にしたいものだと思っているところです。いつになるかはわかりませんが、必ず実現したいですね。そのときには是非、一読してくださいね。

困ったものだ。

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二日上京しただけで、二週間は近づかないという奴がいて、二週間と言わず、ずっと近づくな、と毒づきながらも、ま、人ってのはこんなものだろうな、と思い、今日までを過ごした。

上京したのは、今月の十四、十五日。十六日には帰ったので、今日でちょうど二週間。

とはいっても、どこへも出かけなかったのではなく、週一ぐらいで一関に買い出しに出かけ、今日は陸前高田まで行って来たが、何てことない。

用心のため、帰宅するたびに手洗い、嗽、消毒は念入りにしているので、心配はまずないだろう。

それにしても、マスクがなく、みんな困っているようだね。つくる材料が同じと勘違いした人が、トイレットペーパーを買い占めたりしているとのニュースも観たけれど、ここまでくると最早心配する何かを必死に探しているような印象も受ける。

幸いというか、家には東日本大震災のときに配給になったマスクがだいぶあり、重宝している。マスクはそんなには効果が期待できないとのことではあるが、ま、ないよりはいいだろうと思い、少し薄手ではあるけれど、震災時にいただいたマスクをして出歩いている。

 

 早く終息してくれないものかなぁ。田舎なので平常時でさえ人が少ないのに、コロナのせいで、どこに出かけても人が少ない。

 ウィルスも強かだよね。人間が次々にワクチンをつくり上げているのを嘲うように、新種が出まくる。人類とウィルスとのイタチごっこ。これはもう、未来永劫ずっと続くのだろうね。困ったものです。

ちょっと、疲れた。

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愉しみにしていた東京も、二泊目ともなるといささか疲れる。

 帰りの新幹線は当初、午後13時36分発。ホテルをチェックアウトしてから外に出ると雨。いつもなら銀座あたりをぶらついて出発時間までを過ごすのだが、雨ではそんな気にもなれず、早々に東京駅に向かったものの、待ち時間の長さに戦き、しかし、この時期なら新幹線も空いているはず、と思い、窓口に行き問い合わせると、11時36分がとれ、予定より2時間早く都を離れた。

 毎度愉しみにしている人がいるので、東京駅で相変わらずの「ウナギ弁当」を六個、お土産として買い、一路、田舎へ。

 新幹線で二時間半。アッという間ではあるけれど、一関駅駐車場に置いてあった車に乗り込んだ瞬間はホッとするよね。ぼろ車でも、新幹線よりはずっと楽。

 

 今回の上京は疲れはしたけれど、面白かった。

唯、懇親会ではまず、料理人でもあるだけに、つい、出されてある料理に眼がいく。

さらには悪い癖で、出された食材の原価を計算してしまう。ほぼ間違いはないだろう原価を割り出し、(ほう、これだけ儲けてるのか)などと思い、独りで感心していた。都心だけに料理そのものよりは場所代が高いのだろうね。

 

 二日留守にしていたので、帰ると猫が飛びついてきた。今も書斎の炬燵で、私の足の甲を枕にして安心しきった顔で寝ている。可愛いよね。つい一年半前には手のひらに乗るような大きさだったのに、あと三ヶ月で丸二年。人間だと二十二歳ぐらいになるらしい。体重も六キロ近い。生き物って小さいから可愛いのではないね。大きくなればなったで、より一層可愛くなりますよ。

 そんなこんなで、また、いつものぐ~たらない日が始まりました。

 次の上京は七月です。

二月は、

 雑用で今月は忙しい。

 まずは申告。

 今日、個人事業主として会議所の会員になっているので、申告に必要な書類を持って行ってきた。今週いっぱいかかるそうだが、会議所の専門家が整えてくれるので、まずは一安心。

 唯、一つショックなことを聴いた。それは今年も消費税がとられる、ということだ。店をやっているころは印税と併せると消費税を支払う金額にはなっていたので、昨年は渋々ながら、決して安くはない金額を納めていたが、今年からは印税一本なので、大台に乗るはずもなくそれはない、と安心していたところ、今年の申告までは消費税をぶんどられるのだという。つまり、二年間は徴収されるとのこと。

 かなりの衝撃でした。ま、仕方ないでしょう。正しく使っていただければ、何も文句はありません。それにしても高い。

 

 今月は恩師の命日を迎えるので、車で一時間半ほど走る墓地に墓参りの予定。これは亡くなってこれまで、一度も欠かしていないので、動けなくなるまで続けるつもり。それほどにお世話になった恩師なのです。

 

 それに、十日過ぎには上京予定。今年は二つの集会が幸運にも連続してあるので、十四日に上京し、十六日に島に帰る予定。

 年に二回の上京。田舎者には愉しみなイベントなのです。

 

 そんなことで、何やかやと慌しい二月です。

 嬉しいのは今年は雪が降らず、温かいこと。雪が降らず困っている人もいるでしょうが、やはり、温かいほうがいい。庭の蠟梅ももう少しで満開になりそうです。

作家。

直木賞作家で、その直木賞選考委員でもある、伊集院静さんがくも膜下出血で倒れ、手術は成功したものの、なおも余談が赦さない状態にあるという。

奥さんが、願わくばもう一度ペンをとりかけるような状態になってほしい、と書いているところを見ると、断筆も覚悟しているようにも感じられた。

 

 この作家の熱烈な読者ではないが、小説に限らず、歯に衣着せぬことを無遠慮に書き列ねながら、しかし、そのどこかに優しさや照れが隠されているような気がしていて、週刊誌などに書いているエッセーなどは毎週眼を通していた。中でも仙台で飼っている犬のことに触れる眼は、とても優しく共感していた。

 

 手術は成功し、順調に推移しているとはいえ、くも膜下出血ともなれば、たとえ治癒しても作家活動への影響が懸念される。

 もっとも元来が壮健そうなので、完治してほしいと願うばかりだが、それとともある日突然襲われるかも知れない病を思うと気が滅入る。

 ともあれ、むろん面識は少しもないが、快方に向かってくれればと思う。作家を目指す書き手にとっては、指標となる一つの大きな山のような人なのだから。

もうすぐ、小正月。

 

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   写真は我が家の椿。


 早いね。もう1月も半ば。今年はいろんな意味で少しは期待していたものの、いまのところ、昨年の1月と比較し、だいぶ退屈な日々を過ごしている。

 もっとも、店を閉じてからはずっと退屈。それでもぐ~たらな性格なので、それはそれなりに謳歌しているけどね。

 だけど、そんなことばかりも言ってられないね。どこかにも書いたけれど、虫たちが目覚める啓蟄ぐらいから、この錆びついた躰を何とか動かし、蠢かないとね。

 ま、もう少しだけ、冬眠し続け、その間、嗅覚聴覚だけは研ぎ澄まし、獲物が眼の前に近づく瞬間、ガバっと飛び起き、餌にありつこうとの算段。果たしてそうなるかどうか。

 

 あ、その前に申告の準備をしなければならない。これがまた面倒。

ふぅ、冬眠している暇はないか。

謹賀新年。

おめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

こちら、午前中はいい天気。今、午後四時前になり、雪がちらついています。

今日は昼から親戚中での新年会。みんな年寄りばかりなので、新年会の席でも体の不調を訴える人が多く、いささか憂鬱な新年会でした。

 

 テレビもつまらないですね。昨夜は紅白も格闘技もつまらなかった。一日の今日も観たいのがなく、早々に書斎に引き上げました。

 

 久しぶりに読書でもしましょうかね。

そんなこんなで、変わり映えのしない一月一日でした。

 

 今年も皆様方にとって、いい年でありますよう、お祈りいたします。